一般的にうつ病と呼ばれているものは大きく3つにわけられます。
@身体疾患から起こってくるうつ
A「ひとりでに勝手に起こってくる」タイプのうつ
B「明らかな心理的ストレスによって引き起こされる」タイプのうつ
AとBのうつは、区別が困難である場合があり、ベテランの精神科医でも、経過をみて判断していかなくてはならないこともあります。
「うつ病」の悪循環から独力で脱出する→ プチ認知療法
うつ病の分類
一般的にうつ病と呼ばれているものは大きく3つにわけられます。
@身体疾患から起こってくるうつ
A「ひとりでに勝手に起こってくる」タイプのうつ
B「明らかな心理的ストレスによって引き起こされる」タイプのうつ
AとBのうつは、区別が困難である場合があり、ベテランの精神科医でも、経過をみて判断していかなくてはならないこともあります。
「明らかな心理的ストレスによって引き起こされる」タイプのうつ
これを「心因性のうつ」とよんでいます。
明らかな心理的なストレスがあって、それに引き続いて生じてくるものです。
抑うつ神経症、と呼ばれることもあります。
このタイプのうつは、明らかなストレスを軽減、消失することによって改善しますが、やはりお薬を使ったほうが早くよく治ることも多いです。
身体疾患から起こってくるうつこれは、外因性のうつとも呼ばれています。
これは、例えば脳に小さな梗塞がある場合や、甲状腺に病気があるときなどにみられます。身体に明らかな病気があって、それが原因でうつが生じる場合です。
小さな梗塞というのは、小さな血管が詰まって血が流れなくなり、その血管が栄養している脳細胞が死んでしまった状態をいいます。高齢の痴呆症の方には、うつ状態がよく見られます。これは、脳の梗塞と関連しているといわれています。
身体疾患から起こってくるうつ | うつ病の分類 | |
「ひとりでに勝手に起こってくる」タイプのうつ があります。
これを「内因性のうつ」とよんでいます。
このタイプのうつの場合、引き金となる体験があるときもありますが、何にも思い当たるようなストレスがなくても起こり得ます。
最近は、うつの中でも、このタイプで軽いものが増えているようです。しかも、以前は中年以降に多かったものが、若年化してきています。
このタイプのうつは、たとえ症状が軽いとしても、治療が必要となるものが多いのです。症状が軽いからといって、放っておけば治るものではありません。特に、抗うつ薬や抗不安薬を用いた治療が効果的であることが実証されています。
「ひとりでに勝手に起こってくる」タイプのうつ | うつ病の分類 | |
自律神経失調症・パニック障害改善プログラム(サポート有) |
うつ病は、今ではいろいろなところで目にするようになってきました。
特に、最近では新型のうつ病だ!!とか騒がれているようですが、新型というか、以前からあったタイプのうつ病ではあると思います。いわゆるメランコリー型のうつ病とかの今までのイメージとは違う性格の方が多いので、注目されているのではないかなと思いますが・・・
昔に比べて、その方個人のうつのタイプや性格によっても、対応の仕方は異なってきているのが現状のようです。ちなみに、抑うつ病という病気は無くて、抑うつ状態はうつ状態とほとんど同じ言葉ととらえてokです。
テレビでうつ病の特集が組まれることも多くなってきました。ただ、受け取り方でいろいろなところがあるようです。もし治療中の方は、主治医とよくご相談されることをおすすめ致します。どうぞよろしくお願いします。