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何科にかかればよいのか?

うつ病を治療できる医療機関は精神科、心療内科などです。

厳密な専門は精神科です。
身体症状が強く現れている場合には診療内科でも受診できます。

神経内科は神経の病気が専門なので、うつ病の専門とは違いますのでご注意下さい。

○精神科(神経科、精神神経科、メンタルクリニックなど)
精神科は精神の病気、つまり心の病気が専門です。
意識・思考・判断・記憶などの精神機能に障害がみられる症状が対象となります。
うつ病、神経症、統合失調症などが専門になります。

○心療内科
からだの不調の原因が心理的な問題(悩みやストレス)からおこっている「心身症」の診断や治療が専門です。


うつ病の接し方を知るには、かかっている病院へ一緒に受診して、医師などに接し方を尋ねてみるというのも一つの手になります。一般的な接し方はもちろんですが、個々に対しての接し方などのアドバイスも受けられるでしょう。

何科にかかればよいのか? | 接し方と対応〜病院の利用法 | |

うつ病とは脳の病気です。

うつ病は「気の持ちよう」や「心の弱さ」からおこるのではありません。
脳内の神経伝達物質の減少によって引き起こされると言われています。

私たちの脳内では
約1000億個あるといわれる神経細胞が、複雑なネットワークを作って情報をやりとりしています。
この情報伝達を仲介するのが神経伝達物質です。

何らかの理由で、この神経伝達物質の量が減ると
思考や感情が鈍くなってしまいます。
これがうつ病の引き金になるというのが現在の標準的な考えです。

つまり、うつ病とは脳のエネルギーが枯れてしまう機能的な病気なのです。


エネルギーが枯れているうつ病の人に対してどういう接し方をするのが良いでしょうか?
うつ病の人の接し方を考えるには、その点から始めるとだいたい見当がつくようになります。

うつ病とは脳の病気です。 | うつ状態となる疾患 | |

うつ病の家族の接し方

うつ病の患者さんがご家族にいらっしゃる場合
接し方や対応に気をつけるべき点をまとめました。

接し方T:自殺をしないかよく注意していること

 これは非常に大事なうつ病の接し方の注意点です。
死にたいという願望は、うつ病の人によくある症状です。
 特に、治りかけの時に最も注意が必要です。
 症状が悪化しているときは、死ぬ気力すらありませんが、活動エネルギーが上昇してくると自殺という行為に向けられる恐れがあります。

接し方U:気晴らしに誘ったり、励ましたりしない

うつ病の接し方で一番間違いが多いのがこの気晴らしへの誘いや励ましです。気分転換のためにと、スポーツに誘ったり、旅行や外出に連れ出したり、という接し方は避けましょう。それがうつ病の人にとってはかえって苦痛となることが多いです。


接し方V:怠けているのではなく、心の病気であることを認識する

うつ病の人は、一生懸命頑張っているのですが動くことができません。この点も接し方においては注意しなければいけない点です。そのような状態の時に、頑張れと励ますような接し方をすることは、うつ病の人をますます追い込むこととなり、危険です。


接し方W:必ず治るので、焦らないこと

うつ病の経過は波があります。また、ある程度の時間も必要です。
変化が見えなくても、きちんとした治療を受けていれば、必ず回復できる病気です。
焦って治り方を気にしすぎてその都度確認するような接し方をしたり、一喜一憂することは患者さんを追いつめるだけです。


接し方X:服薬したかどうかチェックする

 症状がよくなったり、薬の副作用に対する不安から、自己判断で薬の服用をやめてしまう人があります。これはうつ病の回復を遅らせるだけですから、薬の服用を続けるように周囲の人もサポートしてください。スムーズに服薬を続けられるように接し方を工夫してみましょう。


接し方Y:負担を取り除きできるだけ協力する

うつ病の人は、真面目で責任感が強いタイプが多いです。
病状が悪くても、無理して家事手伝いなどをしようとすることがあります。
ご家族がなるべく家事を手伝い、本人の負担を減らすなどの接し方を行うことが重要です。


接し方Z:通院に付き添い、受診に同席しましょう

 医師により多くの情報を正確に伝えるために、できるだけ受診に同席して下さい。
また、医師の説明をうつ病の人と一緒に受けることでうつ病への理解が深まります。治療の段階において、望ましいうつ病の接し方は少し変化していくことが多いです。一回だけではなく、ときどき一緒に受けていただけると良いでしょう。


接し方\:考えや決断の手助けをしましょう

 うつ病の人は、なかなか決断ができなくなります。
例えば日常生活において、「何を着るか」「料理の献立は何にするか」などといったことも優柔不断になりがちです。できるところは、なるべくこちらから提案するように心がける接し方が必要です。

うつ病の家族の接し方 | 接し方と対応〜病院の利用法 | |

うつ病の予防

うつ病の予防を心がけましょう。

○自分自身を知る
  自分の性格をよく把握し、無理をしないように心がけましょう

○ゆとりある生活を
 柔軟で、必要以上に秩序にしばられないゆとりのある生活を心がけましょう

○優先順位をつける
 「あれもこれも」ではなく、優先順位をつけ、大切なことから処理しましょう。

○自分だけで抱え込まない
 他人に任せられることは任せて、意識的に自分の負担を軽くしましょう。

○生活上の変化に注意しましょう
 生活上の大きな変化があったときには要注意です。疲れをためないよう、十分な安静と休養を心がけましょう。

○他人の目を意識しすぎない
 他人の評価ばかりを気にせずに自分の行動をとりましょう。他人の目より、自分自身の生活を大切にしましょう。

うつ病の予防 | うつの治療・予防法 | |

うつになりやすいタイプ〜あなたは大丈夫?

うつになりやすい性格というものがあります。

・仕事熱心
・責任感が強い
・生真面目
・凝り性
・几帳面
・頑固で融通が利かない

こうした性格の人が全てうつ病になるわけではありませんが
こういった性格にストレスが重なると起こりやすいと考えられています。

うつになりやすいタイプ〜あなたは大丈夫? | 簡単な診断・チェック | |

うつのお年寄りへの対応

高齢者は、退職による収入の喪失、社会的地位の喪失、配偶者との死別など、さまざまなものを失う年代です。
それらをきっかけとして、うつ病を引き起こしてしまうことがあります。

高齢者のうつ病の特徴としては
・お金の心配をする
・体に重い病気があると思いこむ
・周りの人にすまないと強く思う

などといった不安や焦燥感が強く現れます。

特に、一見痴呆症と間違えやすいので、まず専門医の診断を受けましょう。
また、薬の副作用がでやすいので、服薬後の様子には注意が必要です。

うつのお年寄りへの対応 | 接し方と対応〜病院の利用法 | |

認知療法とは

認知療法とは、1970年代にアメリカのベックが始めたものです。

うつ病は感情の障害が基本となります。
そのために 否定的なものの見方をしてしまい、意欲や行動にブレーキがかかります。

ベックは状況そのものではなく
それを主観的にどう認知するかが感情に大きく影響する事実
に注目して

主に思考面、(=認知のゆがみ)、ついで行動面に働きかけて症状の改善を図ろうと考えました。

平たく言うと

「ものは考えよう」

ということになります。

つまり、認知療法とは
日々体験する出来事をどう把握し
どう行動したらよいかを具体的に考え
それを実践していくことによって

ものの見方、性格を変えていこうというものです。

認知療法とは | 認知療法のきほん | |

実際の方法〜基本的な態度

認知療法は
抑うつ的な認知のゆがみとその感情や行動の関係に気づいて
それを検証し、修正することで 
症状の改善を図ろうとするものです。

また、大事なことは 問題をすべて解決することを目標としないこと。
より現実的な対処の仕方を体得することです。


では、そのためにはどうしたらよいのでしょうか。

@考え方と感情の関係

感情というのは「喜び」「不安」「怒り」「悲しみ」などというこころの動きです。
感情はある出来事から生じると思われています。

その、出来事と感情の間には、「できごとをどう考えるか?」という考え方のファクターが入ります。

例えば。警官がいたとします。

もしもあなたが泥棒だったとしたら 「捕まらないか」という「不安」が生じるはずです。
もしもあなたが道に迷っていたのだとしたら「ほっとして」「安心」するはずです。

つまり、同じものを体験しても、それをどうとらえるかによって、生じてくる感情は異なっているのです。

そのどうとらえるかという考え方、その考え方が感情に対して影響を与えている ということを知ることが第一歩です。


Aあなたのとらえ方は完璧に正確とは限らない

多くの人は、自分の周りの出来事を正確に捉えていると信じているはずです。
「あの人は、わたしにあんなことを言ったのだから、間違いなくわたしを嫌っている」だとか。
経験し、判断していることは正確だと信じていると思います。
ですが、実はこれは必ずしも正確ではないかもしれません。

「あんなことを言ったから嫌われている」という判断だって、「わたしを好いてくれる人なんて多くないから」などと根拠のあいまいな考えが存在することが多いのです。

一歩立ち止まって
「自分は事態をあるいは正確に捉えてはいないかもしれない」「ゆがんでものを見てる可能性もある」と考え直してみることが必要です。


B他の考え方もある

自分の考えが正しくて、他は間違っていると考えているにしても。
他の考えもある、ということを認めることはとても重要なことです。


C嘘でもいいから試してみる

色々な可能性が正しいかどうかは別として、実行可能なものをとにかく試してみる。という態度が必要になってきます。


Dうまくいったことには真実が含まれている

ある仮説に基づくあなたの行動が少しでもよい結果を生んだとすれば、その仮説の中にはある程度の真実が含まれていると考えられます。

実際の方法〜基本的な態度 | 認知療法のきほん | |

簡単な判断基準

軽症うつ病の診断 〜 笠原嘉先生提唱の軽症うつ病の問診表より

当てはまるところはありますか?

@ 朝いつもより早く目が覚める
A 朝起きたとき陰気な気分がする。

B 朝いつものように新聞やテレビを見る気になれない

C 服装や身だしなみにいつものように関心がない

D 仕事に取りかかる気になかなかならない

E 仕事に取りかかっても根気がない

F 決断がなかなかつかない

G いつものように気軽に人に会う気にならない

H 何となく不安でイライラする

I これから先やっていく自信がない

J 「いっそのこと、この世から消えてしまいたい」と思うことがよくある

K テレビがいつものように面白くない

L 寂しいので誰かにそばにいてほしい、と思うことがよくある

M 涙ぐむことがよくある

N 夕方になると気分が楽になる

O 頭が重かったり痛んだりする

P 性欲が最近おちた

Q 食欲も最近おちている

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冬季うつ・季節性うつ病

冬季うつ病。季節性うつ病と呼ばれるうつ病。

冬に日照時間が少ないため引き起こされると考えられています。

外因性のものに分類されます。

日本海側などでみられることが多いです。

治療法には通常の薬物療法などの他 光線療法などがあります。

冬季うつ・季節性うつ病 | うつの用語集 | |